カウンセリング技術コア
理解と選択を支える技術を、構造として学ぶ
カウンセリングとは、相手を変えるための技術ではありません。
JHAでは、カウンセリングを人が自分の状態を整理し、自分で理解し、自分で選べるようになることを支える技術として学びます。
多くの対話の場では、
- 助言してしまう
- 解釈してしまう
- 問題を解決しようとしすぎる
- 相手の感情を背負ってしまう
といったことが起こりやすくなります。
しかし本来、カウンセリングは相手の主体性を奪うためのものではありません。
JHAでは、カウンセリングをHuman System(人間状態構造)に基づく、対話・理解・整理・選択支援のプロセスとして学びます。
なぜカウンセリングを学ぶのか
人は、誰かに話を聞いてもらうことで、感情、思考、状況、本音、選択肢を整理していきます。
しかし実際には、話を聞くつもりでも、評価してしまう、正解を出そうとする、相手より自分の解釈を優先してしまう、良かれと思って介入してしまうことが起こります。
その結果、
- 相手が自分で考えられなくなる
- 依存関係が生まれる
- 支援者が疲弊する
- 関係が不安定になる
といった問題が起きやすくなります。
JHAでは、このズレを防ぐために、カウンセリングを対話の技法としてだけでなく、主体性を支える関わり方の構造として学びます。
カウンセリングの構造
JHAでは、カウンセリングを次のような流れで理解します。
- 話す
- 聴く
- 観察する
- 整理する
- 理解する
- 選ぶ
カウンセリングの目的は、助言を与えることでも、答えを教えることでもありません。
相手が、自分の状態に気づき、自分の考えを整理し、自分で理解し、自分で選べるようになることを支えることです。
JHAでは、この流れを支えるための技術としてカウンセリングを学びます。
Human Systemとカウンセリング
JHAでは、人を次のような状態構造として理解します。
- 身体
- 感情
- 思考
- 関係
- 存在
人の悩みや葛藤は、このどこか一箇所だけで起きているのではなく、複数の層にまたがって起きていることが少なくありません。
たとえば、
- 身体が緊張している
- 感情が整理されていない
- 思考が混乱している
- 関係の中で立ち位置が曖昧になっている
といった状態が重なっていることがあります。
カウンセリングとは、こうした状態を対話を通して整理し、理解と選択を支える技術です。
支援と介入の違い
JHAでは、カウンセリングを学ぶ上で支援と介入の違いを非常に重視します。
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支援
- 相手が自分で気づけるように関わる
- 相手の主体性を残す
- 整理と理解を支える
- 選択を相手に返す
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介入
- 相手を変えようとする
- 答えを与えようとする
- 相手の選択を奪う
- 支援者が主導権を持ちすぎる
JHAでは、カウンセリングを介入の技術ではなく、支援の技術として扱います。
この講座で学ぶこと
カウンセリング技術コアでは、次の理解と技術を学びます。
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LEARNING 1
カウンセリングの原理
カウンセリングがどのように機能するのか、対話・理解・整理・選択支援の構造として学びます。
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LEARNING 2
聴く技術
傾聴、沈黙、受け止め、確認など、相手が話しやすくなる関わり方の基礎を学びます。
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LEARNING 3
整理を支える技術
相手の感情・思考・状況を混同せず、整理を助ける関わり方を学びます。
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LEARNING 4
支援と介入の違い
助言、解釈、誘導、巻き込みが起きる構造を理解し、主体性を奪わない関わり方を学びます。
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LEARNING 5
セッション構造
安全なカウンセリングセッションの進め方と、依存を生まない支援の基本構造を学びます。
実習内容
講座では、次のような実習を行います。
- 傾聴トレーニング
- 観察と言語化のワーク
- 感情・思考・状況の整理ワーク
- 支援と介入を見分けるワーク
- セッション実習
- ペアワーク
実習を通して、理解と選択を支える対話のプロセスを体験的に学んでいきます。
受講後に得られること
この講座を通して、次のような変化が期待できます。
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相手の話をより落ち着いて聴けるようになる
急いで助言したり結論を出したりせず、相手の整理を支える聴き方がしやすくなります。
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支援と介入の違いがわかる
良かれと思ってやっていたことが、相手の主体性を奪っていた可能性に気づきやすくなります。
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対話の中で巻き込まれにくくなる
相手の感情や問題を背負いすぎず、境界を保って関わる基礎が身につきます。
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相手の理解と選択を支えやすくなる
答えを与えるのではなく、相手が自分で整理し、選べるように支える関わり方が身につきます。
リーディングとの関係
リーディングは、知覚と意味を理解する技術です。
カウンセリングは、理解したことを対話の中で整理し、選択を支える技術です。
その関係は、次のように整理できます。
- リーディング(意味を理解する)
- 理解の整理
- カウンセリング(対話によって支える)
- 主体的な選択
つまり、リーディングによって理解されたものを、実際の支援の場で相手に返していくときに必要なのがカウンセリングの技術です。
この講座の位置づけ
カウンセリング技術コアは、JHAの技術コアのひとつです。
JHAの学びは、次の順序で設計されています。
- 基盤プログラム(自己認知・境界・主体的判断・関係構築)
- ヒーリング技術コア
- リーディング技術コア
- カウンセリング技術コア
- 専門講座
- 実践
カウンセリング技術コアは、技術コアの中で理解を支援につなげ、相手の主体的選択を支える技術の土台を学ぶ講座です。
受講方法
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単体受講
カウンセリング技術コア
2日間講座
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セット受講(推奨)
技術コアプログラム
- ヒーリング技術コア
- リーディング技術コア
- カウンセリング技術コア
6日間プログラム
受講条件
次の講座の修了者を対象とします。
- STEP1 自己認知トレーニング
- STEP2 境界と主主体的な判断
- STEP3 関係構築の基礎
- ヒーリング技術コア
- リーディング技術コア
最後に
JHAにおけるカウンセリングは、相手を変えるための技術ではありません。
相手が自分で理解し、自分で選び、自分の人生を進めていけるように支えるための技術です。
カウンセリング技術コアは、そのための構造と実践を学ぶ講座です。